第3回入選発表
 第3回「川柳グランプリ」が決定した。川柳コーナーが始まって7年目、今年の6月でひとまず小休止とした。今回のグランプリは2013年5月~2016年6月まで約3年間の集大成となる。毎月の発表がないにもかかわらず、応募総数は1052句、年間300句以上が寄せられた。実はその大半を1社で10名以上の作者が毎月入れ替わりで支えてくれていた。中でも雅柳さんは群を抜いていた。今回は、グランプリ、準グランプリ、メーカー賞に加え、「特設企業賞」、「日々是川柳賞」を加え、長年の会社ぐるみの取り組みに謝意を表したい。審査は1052句から社内1次審査でグランプリ、準グランプリ候補作品を16句、お題部門①~⑥223句、自由部門121句に絞り、その中から、スポンサーメーカー9社にそれぞれ選考してもらった。
  • ◆グランプリ
          便利さが幸せだとは限らない   雅柳
  • ◆準グランプリ
          寺参り絵を見て庭見て仏見ず   大福
  • ◆準グランプリ
          永眠があるから不眠気にしない   安心院
  • ◆協賛企業賞
          ○エスビック賞  ブロックも厚化粧には金掛かる  きりん
          ○オーセブン賞  キィーと鳴く門扉の音で帰る父  笑来詩素
          ○三協アルミ社賞  初夢は1富士2鷹3ルーム  ショージ
          ○四国化成工業賞  借家にね表札つけるのやめてくれ  真
          ○タカショー賞  ライティング妻より優しいその眼差し  中州
          ○マチダコーポレーション賞  家の顔主を押しのけ門廻り  音花
          ○LIXIL賞  さくらさくガーデンルームとさくらもち  たいこ
          ○RIK賞  門塀の上で逢瀬の猫の恋  雅柳
          ○YKKAP賞  旦那よりポストの方がイケメンだ  豊重晶子
  • ◆日々是川柳賞『雅柳』
    この3年に雅柳さんが投句した川柳は約560句。月によっては20句以上。作者の「獲物(=愛)」は家族、職場、人生、に向かう。投句を重ねるごとに、笑いとペーソスが深まる。
  • ◆年間企業賞『㈱エクシス』

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