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市場創造は永遠のテーマ
8:「石」が変わる−−(5)
住宅の洋風化に対応するべくして飛び出した「ジュラストーン」それは、これまで敬遠してきた「石の世界」に踏み出すきっかけを造ってくれた。その点でこの石の業界に与えた効用は、大きい。私は「ジュラストーン」そのものを全く否定する訳ではない。色落ち、剥離のおそれを事前に施主に伝えておくべきだと言うのだ。
当然、四国や九州等の湿暖な地域では、色落ちの度合い(時間経過での)は低いであろう。また、採掘の場所によっても、その度合いは変わってくる。石にせよ、木にせよ自然材は、生きている、変化し易いという事は、理解し、理解してもらわなければならない。
エンドユーザーの中には、とかく、ちょっとした変化にもクレームを付ける人はいるものだ。自然材を導入するとき、事前の説明が何よりも大切だ。施工業者の中には、そんな面倒な事と思う人もいるかも知れない。前回でも述べたが、エクステリアの設計・施工店は、こうした自然材を巧に使いこなさなければならない時代に来ているのだ。今後、その世界が「庭」へ向かえば向かう程、そうした知識と施工力は重要になってくる。
「庭」は、ようやく文明開化を迎えた。誰もが試行錯誤をくり返しながら、新しいエクステリア空間に向って動き始めた。そこには、確たる答えは見出せてはいない。「プロトタイプ」を作るべきとの声が出るのもそこにある。造園業者の土場にある灯篭や庭石、空井戸は、不良在庫化し、高価格となり、ますますその市場はせばまるであろう。一方、ホテルの戸外結婚式はふえ、緑の中での生活は、さらに促進されるに違いない。
「石」は変わらなければならない。存在を主張するのではなく、「住空間としての庭に溶け合うように」である。施工者がメーカーとしての自覚を忘れなければ、可能だ。
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