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市場創造は永遠のテーマ
7:「石」が変わる−−(4)
デザイン思考で入ってきた古枕木とジュラストーン。それは、これまでデザイン力の無い新興エクステリア施工店にとって、格好の商材として写った。特に、ジュラストーンは、その黄味がかった明かるさが人気を呼びまたたく間に全国に広がった。しかし、前回にも述べたように、この石材の余命が尽きる可能性が大きくなってきた。それを知ってか関東のある石材取扱い業者は、車に石を積み込み、低価格でエクステリア業者に販売して回っていると聞く。そのあわてぶりが目に浮かぶようだ。
元々、石灰岩の多くは、多孔質で、吸水率が高く、しかも酸性雨に弱い。年中、雨にさらされる場所には不向きな石材である。しかも、地面に接する踏石(アプローチ材)として使うことは、タブーである。石を良く知る石材業者であれば、そんな事は常識であったはずだ。インテリア材、あるいは貼材として使用するならまだしも、床材として使うことは、一番避けたいところであった。エクステリア施工業者の多くは、門扉、フェンス、ブロック等の外構、カーポート、物置などの収納物、そして、テラス、デッキ等の新空間造りへと対応してきた。
そして、昨今は、植栽、草花などの緑の分野まで対応し、総合エクステリア設計・施工店の道を辿り、その総合力が今後の勝敗を決める大きなテーマとなりつつある。
しかして、石材、木材などの自然材は、今後ますます避けて通れない時代となろう。ただ、住宅の変化と共に、海外から新しい素材が持ち込まれ、その材質の可否がすぐには解らないといったものが数多く登場してくるはずである。しかし、自然材は、部材メーカーが造り出した人工物とは違い、材質は一定していない。
今回の様にいつの間にか持ち込まれたものが、突然、問題を起こして消えるということはあり得る。教訓になればと思う。
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