9月30日 1179号ヘッドラインニュース
- リビングエクステリア特集
- 総市場733.5億円、対前年度2.6%減
平成19年度のリビングエクステリアは前年度(平成18年度)の対前年比8%増から2.6%減に転じた。この数字は予想外の善戦ととらえられる。総市場は733億5000万円と増大したが、昨年のファニチャー市場を加えての比較では2.6%減、除いた市場では705億円でほぼ同じ1.7%減となった。
- テラス292.4億円、テラス囲い82.3億円
テラスの総市場は、292億4000万円で対前年度7.8%減少した。全体シェアは39.9%で0.6ポイント下がった。一方、テラス囲いも総市場82億3000万円で対前年度比4.7%減となり、両者の数字を合わせた374億7000万円は全体構成比を51.1%とし、テラスグループが過半数のシェアを確保していることに変わりはない。
- 総市場19億円、前年度比5.6%増--ガーデンルーム・コンサバトリー
ガーデンルーム・コンサバトリー市場は、約19億円で対前年度比5.6%増となった。同分野で圧倒的なシェアを誇るのは、東洋エクステリアで、なんと80%を超す。
- 下げ止まり146億円、0.7%減--バルコニー
バルコニーの市場(平成19年度)は146億1000万円で対前年度比0・7%減となった。昨年来の住宅着工減の状況から見ると、予想外の善戦といえよう。
- 市場消滅の危機、33%減--サンルーム
サンルーム市場は、昨年の8億8000万円から、さらに下げ5億9000万円(対前年度比33%減)となった。価格とニーズのバランスが崩れ熱射ルームの欠点が露呈した居室対応のサンルームの命運は、最早、尽きかけているといっても過言ではないであろう。
- 天然木27.6%、木調72.4%--ウッドデッキ
ウッドデッキ市場は、木調(主にWPC)が、92億6000万円(対前年度比6.8%増)、天然木35億3000万円(同1.7%増)といずれも伸長、全体数字は127億9000万円で、対前年度比5.4%の伸びとなった。
- 伸長率最大22.2%増、31.4億円--オーニング
オーニング市場は、店舗用、住宅用を合わせると40億400万円であったが、そのバランスは、22対78となり、店舗用が大きく後退しているのが解る。
- 総市場は約28.5億円--ガーデンファニチャー
ガーデンファニチャー市場は約28・5億円。住宅、店舗、施設込みであり、住宅市場は20%内外と推計する。伸び続けるデッキ市場の次に来るのは、そのスペースでどう過ごすかの提案であることは間違いない。ファニチャーの存在感はますます増えると予想できる。
- リフォームガーデンの切札に--ガーデンキッチン
ガーデンキッチン分野は、残されたフロンティアである。脱バーベキューをめざすことで、様々な世代にアピールでき、商品開発の可能性もひろがる。ナカシマプロペラのイオス開発グループが、7月に発売した「Cookin'-Garden」は、屋外での調理や食事に適したガーデンリビング家具として開発された。
- 住む人の快適空間提供が業界人の未来につながる--企業動向
今年度は、新しくガーデンファニチャー市場を推計した為、昨年との比較上の全体数字は705億円となる。今回も総合トップは、YKK AP&YKK APエクステリアで、シェアは28.7%。若干アップとなった。以下、トステム、三協立山アルミ、東洋エクステリア、新日軽という順になる。
先週のヘッドラインニュース
今月のヘッドラインニュース