シュツットガルト・ドイツ

4:「R+T2000」日本人来場者200名

 3年に一度、ドイツ・ュツットガルトで開催されている「R+T」は、オーニング関連フェアとしては間違いなく世界最大級である。このフェアを最初に訪れたのは、1985年であるから、15年前のことである。その後、何度か同フェアを訪れたが、着実に進歩を遂げている日除け資材にただ驚くばかりである。私にとっては、6年ぶりの視察になる。このフェアの特徴は、まさにインターナショナルという点にある。5万1300人の来場者の内53%がドイツ以外の国から、33%がヨーロッパ以外の国から訪れている。もちろん、一般フェアというより、トレードフェアという側面を持っている。それだけに、来場者の目は真剣そのもの。日本からの来場者も200名を数えた。エクステリア関連では、門扉、オーニング、パラソル、コンサバトリーが注目される商品群だ。

     扇形にひらくユニークなオーニング       パラソルの花が 

     ヨーロッパのパラソルは美しい         メッセ会場で

5:熱気ムンムントレードフェア

 まず、会場全体を見てもらおうと思う。会場は1から14ブロックまで区分されている。なぜか13ブロックというのが無い。そう。ここはヨーロッパ。13というのは……。という訳で実際には、14ブロックではなく、13ブロックなのだが、それはともかく、やはりこのメッセ会場は広い。じっくり見たり、話し込んだりすれば2日以上はかかるかも知れない。R85の時には、予備知識が無かったため、1日目は小走りに走りながら、商品、企業名をチェック、2日目に重点的に見て回ったことを覚えている。15年前がなつかしいというところだが。オーニングそのものの役割はそれほど変化しているはずはない。しかし、そのアームの形状、色、布を巻き込むシステムという点ではかなり変化してきている。昔も今も会場全体がファッション会場のような雰囲気を感じさせてくれているが、それは布地のせいだけではない。来場者、その人達のせいだと思う。