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市場創造は永遠のテーマ
14:「ブランド」戦略を考える(4)
「近年問屋の中で、初めてブランドを意識した展開を押し進めたのはトコナメエプコスである。同社は「メイクランド」というブランドを構築し、それを具体化させるカタログを作成した。一昨年のことである。「メイクランド」は、同社の石材関連事業を一まとめにした概念ともいうべき名称であった。事業部を作り、カタログを作ることは別に珍しいことではない。社内体制を新事業に結束して向かわせるにはやはり、統一ブランドが必要であったと思われる。
トコナメエプコスは、五社の合併から出来あがった会社である。しかも、業界古参のトコナメは、合体してそれほど時間が立っていない。合併は、企業力を急速に上昇させることができるが、その一方で、派閥が出来やすく、まとめにくいという弊害もある。
私は、この「メイクランドブランド」の構築は新生トコナメエプコスを一丸とさせる上で、大いなる効果があったと信じる。石材事業は、過去にも何社がチャレンジして失敗したという経緯がある。それは、単なる扱い品目の一つという取り組み方であったからに他ならない。石材は、既に、石材流通という固有のルートが存在する。これらに立ち向かうには、新しい感覚、新しいセンスというものが何としても必要だ。確かに、これまでの石材流通は、危殆に瀕している。安物と非常に高額なものが混在しながら、エンドユーザーには、その価格がまちまちで分かりにくいというのが「石」に対するイメージであった。しかし、時代は、石材に新しい風を送り始めた。住宅の洋風化、シンプルで明るい庭への希求、ガーデニングの台頭、中国などによる安価でしかも安定供給が可能な対応、エクステリア施工店の本物指向への動き等々。これらを背景に、同社は、新しい問屋のブランド造りへ果敢にチャレンジしたのだ。
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