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市場創造は永遠のテーマ
21:「ブランド」戦略を考える(11)
ブランドに対する考えの中で卸業者が犯し易いことがある。商品に的を絞り過ぎるということである。このことは理解しづらいことだが、一言でいえば、特定商品に凝り過ぎないということである。言葉を変えていえば、メーカー的側面を強くしてのブランド思考は、リスクが大きいということだ。問屋の仕事は、資材を集め適確にお届けする。新しい魅力ある商材を発掘し、市場創造の担い手になるという事であろう。小さなマーケットであっても、そこに将来性を感じれば積極的に対応してゆく、それが問屋の魅力につながってゆくはずである。
もちろん、主力メーカーの販社的側面は捨てることはできない。バックリベートによるメリットも大きいには違いない。しかし、「問屋の独立性とはいったい何か」と問われた時、それは、先の言葉に返ってくるのだ。「オリジナリティのある問屋の姿」。それが問屋のブランド構築を意味する。商品を売るのではなく、集めた資材を販売してゆくのだという基本に立ち返った時に、はじめて、自社の志向するブランドの何たるかが見えてくる。
今、大手問屋の多くはやらなければならない方向性を感じながらも、数字、効率、時間の前でジレンマに立たされている。未来を切り開くのは、経営陣でなければ叶わない。時代は、変わりつつあると感じて切り変えを行うには強いトップダウンがなければならない。現場は、新しい動きは無理だと嘆く。市場を切り開くには人がいないと嘆く、売上げが下ると嘆く。言い訳はそれだけかと切り返したい。
現場のほとんどが、目の前しか見えなくなってしまってはいないか。時間をかけてもいい。じっくり話し合いながら、目指す方向に着実に舵を切らなければならない。成功例は出つつある。
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