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エクステリア&ガーデン > 我田引水考 > 第31回

我田引水考市場創造は永遠のテーマ

31:明るさを求めて(3)

ここ2〜3年の外構の傾向で気が付くのは、ロートアイアン、ロートアルミの登場で、南欧風のイメージをアピールしてきたこと、続いて、シンプルモダン調のデザインが、ガラスブロック、ステンレス調方形ポストなどの、これまでにない明るさ(ホワイト、透明色)を表出してきた。

ポストについては、ブロック塀に埋め込む(口金タイプ)方式のものが圧倒的だったが、徐々に独立型が増加し、平成十四年には、セキスイエクステリアが、正面から口金の見えない、シンプルモダン対応のドイツ製ポストを導入、これまでのポストの概念を変える新感覚の外構アクセサリーを登場させた。  同社が出した「マックス・ノブルック」は、R状の立体感、イエロー、ブルー等の色調、メタリックの近代的感覚が人気を呼びヒット商品となった。

塀材も、これまでのブロック塀から、レンガ塀、レンガサイズデザイン塀、塗り塀と様々なテクスチュアーが見られるようになった。結果、壁材に強さを持つ四国化成は、塗り塀市場を意図した多色化対応を図り、塗り塀にフィットするエクステリア材(舗装材、カーポート柱等)へ積極的展開を図った。そして、外構の主役たる門扉、フェンスやカーポート、物置等も、随分と独立色を意識した動きがはっきりしてきた。こうした多様化への動きは、最早、止まることが出来ないところまで来た。つまり、カラー戦略を意識しない企業は魅力の乏しいメーカーとして写るおそれさえでてきた。外回りのカラフル化は、それそのものが、ニーズとしてとらえるしかないであろう。

色が、住宅を動かし、エクステリアを動かす。そして、その色にどう迫り、どう生かすか。色彩への追求は今後のエクステリアの大きなテーマの一つだといえよう。

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