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エクステリア&ガーデン > 我田引水考 > 第３３回 | ||||||||
市場創造は永遠のテーマ
３３：明るさを求めて（５）
去る３月２日から４日までの３日間、東京、有明のビッグサイト（東京国際見本市会場）で、「第１回国際オーニングフェア2005」が開催された。未来市場オーニングにスポットをあてた我国初めての「日射遮蔽産業関連フェア」である。
このフェアの価値は、現在、我国でオーニングを取り扱う企業の約90％が出展しており、その市場有率は、95％にのぼり、現状での我国のオーニングをほぼ全てとらえ得るという利点にあったと考えられる。このフェアを実行された、各位の努力を心から賞賛したい。
「オーニングフェア」を見て第一に感じることは、これまでの、建材フェアとかなり趣きが違うという点である。会場全体が、優しさに満ちていることだ。それはファブリック（布）の持つ、柔らかさ、明るさに起因するものであろう。広さ、大きさにおいてこれだけのファブリックが、１会場で見られる展示会はまず少ないであろう。まさに、来場者を頭上で暖かく迎えるオーニングの数々に感慨を覚えた。１社だけの展示では、これだけのムードは造り出せなかったに違いない。フェア全体が、ファブリックという共通資材のもとに訴えかける不思議なムードを作り出していた。それは、ファッションの世界に似て、まさに、インテリアとエクステリアの融合を思わせるものであった。
エクステリアは「ガーデニング」という思想を受けて、ますます明るさを求めている。その明るさに応える尖兵、それは間違いなく、ファブリックを搭載したオーニングであろう。今回のテーマは「知っていますかオーニング」であった。そしてそのターゲットは設計事務所、ビルダー、流通などのプロの人達であった。社会的認知度を高める実際の動きがようやく始まったのだ。
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