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市場創造は永遠のテーマ
39:明るさを求めて(11)
「クリエイティブ」という思考が業界の利益の根源にあるとすれば、流通は、いったいどう対処してゆけば最も理想に近づけるのだろうか。ここで流通と言うのは問屋と施工店の二者を指す。施工店にとっての創造力の重要性は、誰しも否定はしないだろう。ただ、ここで言う「クリエイティブ」という内容は、必ずしも一律ではないと考えるべきだ。それは、深く考えれば考える程、施工店自身の生き方の本質に絡んでくる。
施工店には、設計重視型と現場施工重視型があり、もちろん両者は、車の両輪といえ、いずれもが、重要な要素であることは言うまでもない。現実には、単品を取り付ける工事と総合エクステリア工事に分かれるが、エクステリア全体を施工するには、設計・提案力が大前提である。この設計力にこそ、「クリエイティブ」という付加価値が埋まっている。
一方で、しっかりとした施工力がなければ、その設計力が台なしになってしまう恐れがある。バランスこそ命だ。ここで、考えなければいけないのは、設計イコール、手造りというところまで飛躍してしまいがちなことだ。確かに、設計によるオリジナリティは、重要なポイントに違いない。しかし、そのオリジナリティは、いったい誰の為にあるのか。現場は全て施主の為にあるべきものだ。付加価値を求めるあまり、自分勝手な手造りによる自己満足だけは避けたい。工夫を凝らすのは、生活者の立場に立った快適空間の創造という点であるべきだ。もちろん、その為の手造り思考なら大いに歓迎すべきだと思う。
さらにもう一つ、施工者全体に規格品を好まないという傾向が満ちている。それは、オリジナリティに欠けるという1点だけではあるまい。商品の魅力は? 市場創造が可能な商材か?自問自答が必要かも知れない。
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