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市場創造は永遠のテーマ
4:「石」が変わる−−(1)
「庭空間」が次のエクステリア市場のターゲットという意識が少しずつ広がり始めた。その具体例が、木製デッキと天然敷石の普及である。住宅の洋風化と壁の色の変化によって起こった新しいニーズ、それがエクステリア分野に見事に流れ出した。しかし、これら天然素材は、昔からの古い素材といいながら、新しい流れの中で、新しい観点でとらえなければならない状況に変化している。
一つには、その材料の大部分が輸入材ということだ。第二は、庭の変化によって、デザイン及びその色が新しい感覚を求めているという事だ。
エクステリア石材の中心となってきたものに、花崗岩(グラニット)、粘板岩(スレート)、砂岩(サンドストーン)、凝灰岩(タフ)等がある。そして、それらの我国の産地は、岡崎、御影、稲田、甲州、庵治などそれぞれの産地に応じて名称がつけられている。また、凝灰岩は、大谷石、十和田石等が著名で、現在も、細々と切り出されているのが現状だ。粘板岩系では、岩手・宮城にまたがる北上山系で産する「玄昌石」が著名な他、安山岩系の丹波石、根府川石、鉄平石、変成岩系の三波石等、日本中いたるところに、庭石は採取できた。しかし、数年前から、これらの石材の産地の多くは採算がとれす、縮少するか、閉山、あるいは扱い業者になってしまった。
採掘・加工の経費が高すぎるため、採算が合わなくなってしまったからだ。量が出なければ、コストは上る。国産の天然石は、お寺や特定の好事家等の世界でのみ生かされる貴重品となってしまった。したがって、現在、庭の中で採用されているほとんどの石材は、海外からの輸入といっても過言ではない。そして石材屋による大量買付け、大量販売志向が、造園業者にとっても大きな圧迫となりつつあるのだ。
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