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市場創造は永遠のテーマ
5:「石」が変わる−−(2)
東京・世田谷や調布市に位置する造園業者の多くは、置場に石材を在庫しており、その商材の多くは、飛石、ピンコロ、縁石等の雑石から始まり、灯竜、空井戸、つくばい、そして時には六方石や大小の庭石が置かれている。造園業者にとってこれらの庭石は、緑を司る植栽とならんで、無くてはならない存在である。石と緑は、自然材としてよくマッチするのだ。
造園業者の多くは、そうした石材を、石材の卸業者から購入し、在庫しておくというのがこれまでのパターンであった。それは、石材、それもいい風合いの石が急には手に入りにくいというところからもきているようだ。逆にいえば、それらの在庫石材が、造園業者にとって一種の看板的役割を果たしてきたともいえる。
しかし、ここ数年、住宅の変化によって、そうした和風に採用される石材は確実に市場を下げてきているはずだ。それは住宅そのものが、洋風化へと動き、壁の色を変え、ライフスタイルをも変えることにより、「庭」そのもののあり方まで影響を及ぼしつつあると思えるからだ。
7〜8年前に起ったガーデニングブームは、草花と調和する環境というテーマの中で、まさに庭の「文明開花」をもたらした。そうした洋風志向が新しい庭のデザインを求め始めたからだ。折りしも、庭に割って入ったのが、中古枕木と明るい色のジュラストーン、オーストラリア砂岩であった。これまでの技法、デザインを重視した造園業者の多くは、そうした新しい商材に拒否反応を示した。当然といえば当然であろう。それらを好んで扱う業者達を「レベルの低い西洋かぶれ」ととらえたはずである。
しかし、庭は、変わりつつあった。「見る、眺めるから楽しむ、憩う庭へ」とガーデニングは、庭そのもののあり方を問いながら、ライフスタイルの変化を呼びさました。
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