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市場創造は永遠のテーマ
43:明るさを求めて(15)
「グローカル」という言葉がある。この言葉は、グローバル(地球規模の、世界的規模の)にローカル(地方の、地方的)を組み合わせた造語である。このグローカルを生かして成功していると見えるのは、デパートでよくやる、物産展、駅弁フェアだ。しかし、一般的に認識されている「グローカル」は、こうしたイベントの様なものではなく、地方の良さを加味したもの、都市と地方を結びつけたものと理解されている。つまり、街造りにおいて、地方の持つ自然環境を、都市の中に組み合わせてゆくことによって、利便性と同時に快適性を加味してゆこうとするものだ。
このことで、エクステリアは、どう変わってゆくのだろうか。一般的に様々な要件で一朝一夕にはゆかないだろう。まず地方移入の面では、食べ物のように、ちょっとつまむという訳にはいかない。住宅にしても気候風土の違いから中々標準化が難しい。逆に、洋風のデザインが各所にバラまかれ、それが全国域に広がり、一定の地位を得るという現象が起っている。イングリッシュガーデン、南欧風、シンプルモダンといったデザイン的流行だ。考えてみれば、こうした洋風デザインが、表の世界に広がって一気に花開くというのはここ久しくなかったことだ。それは、内部のデザインの標準化が整備されてはじめて叶うものであるからだ。逆にいえば、日本の住宅は、内部から崩されようやく”世界のグローカル化”の波にさらされはじめたといえるのではないだろうか。
庭を含めた外の世界は、確かに文明開化的様相を呈している。全国的に見て地方が地方の持つ良さを失いつつあるいま、諸外国の人達は、日本の住宅をどう見るであろうか。グローバルとローカル。日本の住環境の新しいテーマは、さらに先の事になると覚悟しなければならない。
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