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市場創造は永遠のテーマ
44:明るさを求めて(16)
エクステリアの表面的デザインは、確かに住宅の外観に影響を受けている。地方の農家に見られる純和風の住宅には、城の石積みを思わせるよう天然石(御影石・大谷石等)や、900サイズでの大型化粧ブロックが採用され、大型和風住宅が、一種の城をモデルとしていることが図る。当然、庭には置石、水景、築山、植栽も松柏類が中心となる。昨今はやりの、南欧風は、これも洋風の城の趣きがある。この囲うという行為は、もちろん外敵の侵入を防ぐ、プロテクトするというのが本来の役割であった。
日本における住宅供給企業にとって、今や「エクステリア」は、避けられない世界となりつつある。生活空間が外へと広がり始めたからだ。一方で、ガーデニングの普及で、イングリッシュ外構ともいうべき、オープンな構えが広がりつつある。生活空間化と外構レスが果して並存できるのであろうか。やはり、そこには、安全・安心というキーワードが必要であろう。イングリッシュガーデンが、草花をベースとして発展してきたものの、やはり、セキュリティ対応はきっちりと行っている。また、敷地の広い住宅、近隣と隣接し、フロントガーデンとバックヤードの二つのスペースを有するイギリスの住宅では、外部空間に対する考え方が違う。これらを深く考えないで、ただ表面だけを真似すると、あとでとんでもないツケを払わされることになる。
「快適空間創造」という業界のテーマは、住宅の変化を見ながらも、その本質的な世界にきちんと目を向けていなければならない。庭を中心としたエクステリアの世界は、変化を求められていることは確かだが、本質を見失ってはならない。
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