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エクステリア&ガーデン > 我田引水考 > 第47回

我田引水考市場創造は永遠のテーマ

47:コラボ時代の到来(1)

エクステリア業界の方向が何処に向かってゆくのか?かつて、業界は一層複雑化するといった人がいたが。確かにその様相が濃くなりつつある。

もともと、エクステリアは、素材ありきから始まった訳ではない。スタートは、天然素材からであり、石がブロックに、木がスチールやアルミにという、量産、均質な条件を求めて素材は変化してきた。

透過性が特徴のプラスチック、ファッション性を持つファブリック、錆が目立ちにくく清潔感を感じさせるステンレス、様々な素材が適材適所にあてはめられ、多様化に対応してきたのがエクステリア製品である。それゆえ、特定の企業が、業界全体を抑えきるというのは、困難だ。自らの得意とする素材だけでは限界があるからだ。

確かに、軽くて、錆の目立たない、アルミ形材は、住宅エクステリアの中心素材となった。しかし堅牢性を必要とするパブリック系のエクステリア材は、スチールが中心となっている。また、これまで、カーポートやテラスの屋根材、デッキ材は、プラスチックが主流を占めてきた。さらに強度と美観、コストを絡めた、物置の材料は、鋼鈑がその中心となった。

石材から工業製品化された化粧ブロックは、コンクリート製品、土を焼いた煉瓦は、焼物エクステリアとしての位置を確保している。これらに、昨今は、ウッドチップに樹脂(プラスチック)を配合させた新しい材料が、業界のウエイトを占めつつある。それぞれの素材の持つ特徴が、適所に配備されながら、多様化への動きは留るところを知らない。

このことを考える時、エクステリア業界の持つ、面白さ、特徴といったものが何であるのかを改めて思い知ることになる。チャンスは、広範囲に広がっているのだ。

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