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市場創造は永遠のテーマ
6:「石」が変わる−−(3)
庭に求められた明るさとシンプルな開放感。ガーデニングの流行は、「庭」そのものの存在価値を根底から変える力を見せた。それらの具体的表れとして持ち込まれたのが古枕木と天然石であった。いずれも自然材である。古枕木は、既に海外等での使用例もあり、その設置の容易さから、またたくまに市場を広げた。業者は、競って枕木集めに走り、その調達は中国を始めとした東南アジア各国に及んだ。国内では、枕木そのものが品薄になったことや、これまで安価だったものが、独占化によって価格が上昇したことなどの要因からであった。
しかし、昨年、厚生労働省からの通達で、本年4月よりこの古枕木が販売できなくなった。これは、枕木の防腐材に使用されている「クレオソート油」の中に、発がん物質が含まれているためで、「家庭用品規制法」の対象物となった。今後は、バージン材もしくは、他の防腐処理対応が必要となり、これまでの中古枕木は全て、業界からシャットアウトされることになった。
一方、黄味がかった明るい色を持ち、表面がフラットで使い易い「ジュラストーン」(ソルンホーヘン)は、壁材の明るさに見事にマッチし、一気に人気を高めたが、こちらの方も難問にぶつかり、その市場性が危ぶまれている。「ジュラストーン」は、今から1億5000万年前の地質時代、ジュラ紀の植物(ソテツ・シダ類)の化石を含む砂岩・石灰岩である。これらを使用した現場の多くが、短期間で色落ち、剥離することがわかった。特に関東以北では、凍結融解を起こしボロボロになる。これと同時期に採用されたオーストラリア砂岩もしかりである。アプローチ材として使われたことが一つの要因でもあるが、元々、石灰岩や砂岩の多くは、エクステリア向きではないのである。
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